こんにちは! サマンサ・ホームステージング 広報のMです。
先日、わたしたちがご提供する「ホームステージング」を体験していただくイベント「Samantha ホームステージング体験会」を大阪で開催し、おかげさまで大盛況に終えることができました!
第一弾となった今回は、ハイエンド向け物件の売買に携わる不動産関連会社をお招きし、当社のデザイン力や対応力など、業界最高峰のサービスをご覧いただき、高額物件売却時におけるホームステージングの必要性や可能性についてのご提案をいたしました。
今回の記事ではイベントレポートとして、設営などの裏側から完成した設えのご紹介までを、イベントの空間演出を担当指揮を行った当社エグゼクティブプランナー氏家(うじいえ)のインタビューと共にお届けします。
話を聞いたのはこんな人
株式会社サマンサ・ホームステージング 執行役員 兼 エグゼクティブ・クリエイティブディレクター 氏家 萌(うじいえ もえ)
インテリアコーディネーター資格取得後、輸入家具・オーダー家具店の店長として勤務。その後、建材メーカーにて窓・建具・室内装飾・外構の企画提案業、リノベーション会社での店舗デザイン、大手ディベロッパーでのコーディネーター業を経て、フリーランスに転身し個人宅やモデルルームのインテリアコーディネートを手掛ける。
現在、株式会社サマンサ・ホームステージングの執行役員と、年間1,200 件以上の空室ホームステージングを提供する部門のマネージメントを兼務する他、空間設計の総合プロデューサーとして個人邸から商業施設まで幅広く手掛ける。
ー あらためまして、イベントお疲れさまでした!準備から当日の設え、接客、撤収まで大変だったですね!
氏家)お疲れさまでした!今回はプランナーとして、家具や小物の選定・購入からプラン書(=空間の平面図に家具やインテリアをどのように配置するかを記載する指示書のようなもの)の作成から納入や搬出の手配、本番当日の設営・現場指示など、空間演出に関連する全てを担当したので、考えなくてはいけないことや作業量はかなり膨大でした。
でも、大変だった反面、通常のプランではできない高額な家具やアート、小物で設えたラグジュアリーなコーディネートができたり、キャラバン(=本イベントの社内愛称です)プロジェクトチームが、部署を横断して一丸となって一つの目標に向けて動けたことなどはとても楽しかったですよ!
ー プランニングではどのようなことを大切にしましたか?
氏家)ホームステージングにおける空間演出では、物件の価格や立地、ターゲット層などのマーケットリサーチはもちろんですが、内覧者の心に響くことを第一に考えています。
意思決定は一瞬と言われていますが、「神は細部に宿る」ということを常に意識しています。
フォーカルポイントを緻密に計算することで第一印象を左右します。プランナーはまず物件の平面図で家具の配置等を決めます。そして現地の状況を見て、アートの高さ、フラワーアレンジメント、ライティングの効果など、トータルバランスを俯瞰的に考え、空間を立体的に構成していきます。
ー 確かに。イベントでも何度も立って全体を見ながら微調整を繰り返していましたね!
氏家)そうですね。アイテムの向きやボリュームなど、必ずお客様の視点位置から自分の目で見て、最終チェックを行い、視覚の中で不要なものを引いていきます。
そうすることで、ひとつひとつの物に目が届き、シルエットや配置のちょっとした違和感や乱れを整えることで、空間全体の完成度をぐっと高めることができます。
この引き算の工程がとても大事で、内覧時の第一印象に大きく影響しますし、物件のプロモーション用写真の出来栄えにも顕著に現れます。
ー 今回メインとなった1階の設えのポイントについて教えてください
氏家)まず、事前に現地に下見に行き、開口部の大きさや日差し、照明の明るさなど、会場となったハウススタジオの変更できない内装について確認をしてきました。
そのうえで、完成したのがこちらのプラン書です。
ラグジュアリーモダンをスタイルに、吹き抜けの開放的な大空間の中で、「カッシナーイクスシー」のゆるやかな角度でレイアウト展開できるモジュールソファと「arflex」のアイコニックなパーソナルチェアを組み合わせました。
このプラン書を元に、設えた空間がこちらです。(リビング部分)
インテリア協力いただいたFLYMEe(フライミー)からお借りした照明などのアイテムも現場で追加して、高さのバランスやライティングなどの調整を行ったり、全体のバランスを見ながらフラワーアレンジメントをするなど細部にまでこだわりました。
今回はスタジオということで、居住スペースとは違ったシンプルな間取りでしたが、丸みのあるシルエットは空間に広がりとゆとりを感じさせてくれているかと思います。
ソファはもちろんですが、クッションの張地も全て今回のイベント用にオリジナルで指定したものなんですよ。
こちらはダイニング側です。
テーブルには高級感のあるマーブル柄の天板と広い空間に映えるV字が印象的なメタルのフレームを選びました。
大きく存在感のある花器や、個性的なグラス類、ゴールドのカトラリーなど、ホテルライクで上質な空間を演出しています。
この他にも、ジャパンディやコンテンポラリーなどのスタイルで、いくつかリビング・ダイニングのセットを設えていますので少しだけお見せしますね。
ー 今後もこのようなイベントを開催していくのでしょうか?
氏家)はい。その予定です。
今回のイベントで実際にお客様にサービス品質の高さをご覧いただけたことで、はっきりとした手ごたえを感じました。
また、営業の観点だけではなく、サマンサ・ホームステージングに所属するホームステージャーの育成という面からも、大きな意味があるイベントだったと思います。
短期間で設営から本番開催、撤収までを行う、大掛かり且つスピードにも追われるイベントだったこともあり、開梱や設営・撤収作業では、現場で活躍するホームステージャーさんのご協力もたくさんいただきました。
通常、プランナーが作成したプラン書を元に、現場のホームステージャーさんが現地の状況に合わせて設営を行いますが、今回のように、空間デザインしたプランナーと一緒に設営を行うことで、多くのことを学んでいただけたのではと感じています。
最後までご覧いただきありがとうございました!
株式会社サマンサ・ホームステージングでは一緒に働く仲間を募集しています。
>サマンサ・ホームステージング採用情報
「ホームステージング」とは
不動産物件を売却する際に行う空間演出です。物件の魅力を最大限に引き出した写真や動画をWEBサイトやカタログのコンテンツとして活用することで購買意欲を促進させ、潜在顧客のフェーズを認知段階から、興味関心、比較検討段階へと引き上げ、物件の早期売却に繋げる効果的なマーケティング手法です。