こんにちは!サマンサ・ホームステージング 広報の南です
当社では、社員研修の一環として海外視察や海外研修にも力を入れていて、ミラノで行われる世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ」への視察や、ホームステージングの本場アメリカ・シアトルのリアルター(不動産仲介人)のお宅に泊まり寝食を共にしながら仕事現場に密着しアメリカの不動産市況やホームステージングのリアルを体験するホームステイプログラムを毎年実施しています。
今回は、2024年度のホームステイプログラムに参加したYUKIKOさんへのインタビューや写真と共に、ホームステイの様子をご紹介してみたいと思います!
ー ホームステイプログラムに参加したきっかけを教えてください
わたしはトレセン(=トレーニングセンター。サマンサの教育専門部門)に所属し、新人さんへホームステージングについての説明をしたり、既存スタッフのスキルアップ研修などを行っています。
その中でよく、ホームステージングがどのように生まれたのか、どうしてアメリカではホームステージングが既に当たり前に行われているのかなど、不動産領域における日本とアメリカの違いなどをお話しする機会が多くあります。
日本に関しては、わたし自身が宅建免許を取得していたり、ホームステージング現場での経験もあるので、リアルなお話しができますが、アメリカについては人から聞いた情報や調べて得た知識。
机上の空論ではなく、実際に現地に出向き、この目でアメリカの実情を知り経験値を上げたい、社内に共有したいと、ホームステイを決めました。
ー ホームステイ先のお宅はどんなところでしたか?
シアトルは、海に囲まれた島々が連なる緑の多い美しい街で、わたしが行った7月末の気温は30度くらいありましたが湿度が無くカラッとしていて、とにかく気候が素晴らしかったです!
私が今回ホームステイをさせていただいたのは、シアトルでも高級物件が立ち並ぶ街ベルビュー(日本でいうところの葉山や鎌倉に近いイメージ)にお住いの現役リアルターさんのお宅です。
こちらは私がお借りしていたベッドルーム。イギリスから取り寄せた家具や調度品など温かみのあるたくさんのアイテムであふれたお部屋でした。
ー 短期での留学でしたが、スケジュールはどのようなものでしたか?
6日間のプログラムで、最初の1日はホストファミリーとご挨拶してすぐに事務所に連れて行ってもらい、実際に眠ったのは夜遅く。ちょっと時差がつらかったけどなんとか乗り越えましたw
次の日からは実際にリアルターさんと一緒に売り出し中の物件をまわり、3日間で15件(1日で10件まわった日も!)の物件を見ることができました。
最後は少しだけ自由時間があったので、マーケットやホームステージャー御用達のインテリアショップなどを巡ったりしてあっという間のホームステイでした!
インテリアショップ内はとにかく照明のアイテム数が多かったです!
ー 1日10件の見学!それは大変でしたね!
はい、ホームステージングした物件などを中心に、できるだけ多くの物件を見せようと、リアルターさんもできるだけ多く詰め込んでくださいました!
車社会なので移動がしやすいこともありますが、売買物件の情報は「MLS(日本で言う「レインズ」のようなもの)」を通じて物件情報がひとつに繋がっていて、MLSを使ってオンタイムで内覧予約をすることができます。また、各物件のキーシステムとも連携していて予約時間になれば暗証番号を使って簡単に鍵の開閉をすることができるので、わざわざ管理会社に行って鍵を受け取る必要もなく、効率的に物件を見学することができます。
MLSは日本のレインズよりも多くの情報を掲載していて、例えば、居住層の収入や学区のランキング、その地区の犯罪履歴、過去のリフォーム歴やその費用などが網羅され、透明性が高いシステムとして評価されています。
このMLSがあることは、アメリカと日本の不動産流通の大きな差を生み出す要因の一つだと思います。
ー 内覧で印象的だったことを教えてください
わたしたちもホームステージング専用フレグランスで香りの演出をしていますが、アメリカではバスルームにシャボンの匂いのキャンドルを置く程度で、室内全体を香りで演出している物件とは出会いませんでした。
そのかわり、高級物件では内覧に訪れドアを開けると自動で音楽が流れだすなど、聴覚で内覧者の高揚感を掻き立てる演出をしていることに驚きました!
この他にも、ドリンクやちょっとしたお菓子を出してもてなしてくれる物件もあり、ハンドソープが置いてあって内覧者は自由に手を洗ってよいなど、日本とは一風変わったおもてなしが印象的でした。
ー アメリカのホームステージングは他にどんなところが違いましたか?
- 全室にホームステージングを実施(日本ではLDKと浴室のみが主流でしたが昨今は全室する潮流も見受けられます)
- ほぼ全ての壁にアートやミラーが飾られている(日本では壁に穴を開けて物を飾るのはNG。アメリカでは壁にピンやネジで固定し、販売終了後に壁修繕するのが一般的)
- 庭やテラス、ベランダなどの屋外もステージング(日本でも一部実施しています)
- ソファもベッドも座るところが無いくらい大量のクッションが飾られている
- 一見高級感のあるベッドもダンボールと収納BOXで作られていたり、見えないところにはお金をかけず上手にコスト削減
などでしょうか!
― ホームステイを通じて、一言メッセージをお願いします
今回は、教育担当としての知見を広めるべくホームステイに参加させていただき、たくさんのことに驚き、現地に出向かないと知り得なかったことを多く吸収して帰ってこれたと思います。
とにかくシアトルの気候や景色が素敵過ぎて、移住したいくらい好きな街になりました!
ホームステイへの参加は、業種や社歴、年齢関わらずサマンサの社員全員にチャンスがあります!
是非積極的にチャレンジしてもらって、サマンサ・ホームステージングやご自身の財産となる知識や経験を持ち帰って欲しいと思います!
サマンサ・ホームステージングでは事業拡大のため、現場スタッフ、プランナー、サポートデスク、営業企画など、たくさんの部署で一緒に働く仲間を絶賛募集中です!
代表へのインタビューを通じて、わたしたちの社風や「ホームステージング」にご興味を持ってくださった方は、是非チャレンジしてくださいね!
一緒に「ホームステージングを、日本のスタンダードに」していきましょう!
株式会社サマンサ・ホームステージングでは一緒に働く仲間を募集しています。
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「ホームステージング」とは
不動産物件を売却する際に行う空間演出です。物件の魅力を最大限に引き出した写真や動画をWEBサイトやカタログのコンテンツとして活用することで購買意欲を促進させ、潜在顧客のフェーズを認知段階から、興味関心、比較検討段階へと引き上げ、物件の早期売却に繋げる効果的なマーケティング手法です。