札幌のランドマーク、その高層階。
窓の向こうには、札幌市街から遠くの山々までを見渡すパノラマが広がる。
旅先のホテルのような非日常の眺め。
この眺望を前に、消炭色のダイニングテーブルが静かに構える。
凛としたたたずまいの中に、木の温度がある。
窓の外に広がる街並みを背景に、4人のトップが向き合いました。
中古マンション再生流通を手がけるインテリックス。
設計を担うインテリックス空間設計。
北海道・旭川の木製家具メーカーカンディハウス。
そして、インテリア演出で空間に物語を添えるサマンサ・ホームステージング。
北海道の素材、北海道のものづくり、そして住まいの提案。
それぞれの強みが重なって実現したのが、今回の「地産地消プロジェクト」。
この日、各社のトップによって語られたのは、
単なる“地産地消コラボ”の成果報告ではありません。
「家具が置けない家」という住宅のリアル、
国産材をめぐる森の課題、
そして“環境負荷の低いリノベ”をどう社会実装するか。
会話は時に笑い、時に本音がこぼれ、
2時間の熱量がそのまま「次の住まいの価値」へとつながっていきました。

<対談メンバー>
- 株式会社インテリックス
代表取締役社長 俊成 誠司氏
(以下「俊成氏(インテリックス)」)
- 株式会社インテリックス空間設計
代表取締役社長 滝川 智庸氏
(以下「滝川氏(インテリックス空間設計)」)
- 株式会社カンディハウス
代表取締役社長 染谷 哲義氏
(以下「染谷氏(カンディハウス)」)
- 株式会社サマンサ・ホームステージング
代表取締役 大西 真史
(以下「大西(サマンサ)」)
札幌の街を見下ろす「非日常」のリアリティ
■染谷氏(カンディハウス):
いやほんとに素敵ですね。景観もいい。
わたしも道内に住んでいますけど、札幌の中心部をこういう角度で見る機会ってなかなかない。
この環境がもたらす価値ある暮らしを実現される方がおられるのだなと思いながら見ています。
“地産地消”
この言葉には、土地への愛着と、そこで暮らす未来への想像が込められている。
景色に心が動いた瞬間から、今回の座談会は始まっていた。
■俊成氏(インテリックス):
札幌のタワーマンションは当社にとって初めての経験でした。
せっかくなら、しっかり入り込んでリノベーションしてやっていきたい。
そんなタイミングで、「北海道の物件に北海道の家具でホームステージングする」という
地産地消プロジェクトに参加しないかとお声がけいただいたんです。
今回の物件は、当初導線や間取りに迷うところもあったのですが、
こうして家具が入ると、よくできているなって(笑)
■大西(サマンサ):
家具を置いて、ライティングして、
視線の抜けが整うことで「暮らし方」が見えてきますよね。
ホームステージングを通して僕らがやりたいのはまさにそこなんです。
「箱」として売る時代から、「暮らし」を提案する時代へ。リノベーション30年の転換点
■俊成氏(インテリックス):
当社は中古マンションを作り続けて、去年30周年を迎えました。
ただ、空間を作っていく中で、どうしても“箱として販売する”ことが多かった。
実際に家具を置いて、お客さんにそこでの生活を想像してもらうところまでは
実はあまりやってこなかったんですよ。
だから今回のプロジェクトでは、そこにもう少し踏み込んでいこうと。
住む人がどんな生活を送るのか、まで提案していきたい。
その意味で、ホームステージングにも力を入れています。

写真:株式会社インテリックス 代表取締役社長 俊成 誠司氏
■染谷氏(カンディハウス):
インテリックスさんとサマンサさん、
どちらから、ということではなくて、両社ともが求めていた。
ご一緒するのが必然だったということですね。
見た目より「収まり」。5ミリ単位の設計が暮らしを変える
■俊成氏(インテリックス):
空間づくりをずっとやってきたのが、グループ会社のインテリックス空間設計です。
滝川が中心となって設計しています。
■滝川氏(インテリックス空間設計):
私たちの設計ポリシーは徹底的に「測る」こと。
5ミリ単位の設計・内装・収まりを基本にしています。

写真:株式会社インテリックス空間設計 代表取締役社長 滝川 智庸氏
ミリ単位で測ることで、
限られたスペースでも機能性・快適性を備えた“豊かな空間”を生み出し、
住まいの付加価値を向上しています。
“5ミリ単位”という技術力は生活への想像力に繋がる。
ソファーが置けるか。椅子を引いたとき、ぶつからないか。収納の扉は開くか。
暮らしの豊かさは、ミリ単位で左右される。
「凛とした」演出を選んだ理由。二拠点・別荘使いというコンセプトと消炭色
■大西(サマンサ):
今回のコンセプトは、二拠点生活や別荘使い。
そこで、我々は異なる2つのプランを提案しました。
一つはナチュラルで柔らかい組み合わせ、
もう一つはエッジの効いた”凛とした”組み合わせ。
最終的に後者が選ばれました。
■滝川氏(インテリックス空間設計):
物件は高層階で、生活感よりも洗練されたスタイリッシュな“非日常の質感”
を楽しむ方が住まわれることを想定していました。
その結果、凛とした品のある空気感のプランの方が
この部屋の魅力を引き出すのでは、という意見が、
社内で多くあがりました。
■大西(サマンサ):
採用された ”凛とした”組み合わせのプランの主役は、
カンディハウスさんの“消炭色”です。
少し青みがかったグレーは、なかなか出せない色だと伺っています。
内装がグレートーンだったので、ぴったりだと思いました。
■染谷氏(カンディハウス):
当社は創業して今年で59年目になります。
日本から世界へと考えた時、
単に海外文脈のデザインベースでは“日本らしさ”が表現できない。
そこで2004年、ドイツに拠点を設けた頃から、
日本の美意識、伝統美をかなり意識してデザインを編成してきました。
この「ハカマ テーブル」も、
袴を彷彿とさせるテーブル脚の意匠など、
ベタな和ではなく、
モダンの延長線上に伝統美を掛け合わせる。
そこが“非日常”を演出して、
第二拠点を楽しまれる方の気持ちに刺さるなら嬉しいですね。

写真:株式会社カンディハウス 代表取締役社長 染谷 哲義氏
地産地消の本質。北海道の木を「使う」だけでは終わらせない
――ここから話題は、地産地消プロジェクトの“根っこ”へ。
■大西(サマンサ):
北海道産材の活用、そして“消炭色”。
カンディハウスさんの根本の思想を、改めて聞かせてください。
■染谷氏(カンディハウス):
実は旭川家具全体として、12年前の2014年に、
「ここの木の家具 北海道プロジェクト」を立ち上げています。
“ここの木”=北海道の木で家具を作ろう、と。
一般的に“国内メーカーなら国産材を使っているだろう”と思われがちですが、
現実は輸入材に頼らざるを得ない時代が長く続いてきました。
北海道でも広葉樹を切り出して丸太で輸出し、
その後に成長の早い針葉樹を植えた歴史があり、
我々も家具に使う広葉樹が枯渇した時代があります。
ただ、誰も実際には北海道に家具として使える木がどれくらいあるかを知らなかった。
森林組合や林野庁にも調査をかけ、3年ほどリサーチした結果、
当時の旭川家具工業協同組合代表理事だった渡辺(カンディハウス顧問)が言ったんです。
「北海道に、家具に使える広葉樹がどのくらいあるかを
知っている人間がいないことがわかった」と(笑)。
“知らない”ことを知るところから始める。
旭川家具組合の地産地消は、情緒ではなく、
まずデータと現実に向き合う姿勢から生まれていた。
■染谷氏(カンディハウス):
当時、旭川家具全体では北海道材の活用比率は20%程度、当社でも8%でした。
それが10年経って、昨年末で81%まで上がった。
10倍です。
ただし簡単ではない。
北海道材は径が細く、一枚板が取りにくい。
だから接ぎ合わせの技術、歩留まりの効率、接着の研究を重ねて、ここまで来ました。
さらに、80%使えるようになったからこそ次の課題も出てきたんです。
ナラやタモなどの限られた材料に偏ると、
それこそ、森のバランスが保ちづらくなる――。
そこで、ニレ・セン・サクラなど、
これまであまり家具に使われてこなかった“未利用材”にも目を向けたんです。
(※カンディハウスでのこの3種の未利用材の活用は2024年から開始)
でもお客様から見ると、ナラもタモもニレも遠目には分かりにくい。
だから「ニレの価値をどう高めるか」を考え、
たどり着いたのが“カラー開発=消炭色”と“スタイル提案”でした。
ニレ材だからこそ表現できる深みのある色合いで、昨年から好評を得ています。
■滝川氏(インテリックス空間設計):
(座っているパーソナルチェアを眺めながら)この色ですよね…
わたしもいいと思っていました。自宅にも欲しいくらい。

■開発チーム(カンディハウス):
ありがとうございます。
消炭色は、英語だとチャコールグレーと表現されます。
火が消えた直後の木炭の色、
青みのあるグレーのことで、日本独自の色彩感覚に基づきます。
いろんな材で試したけれどニレ材以外では再現できなかった。
だからこそニレ材の価値を高める色になりました。
■染谷氏(カンディハウス):
輸入材が減った分、運搬時の化石燃料も減る。
結果、CO2排出量は10年前と比べて6割削減できました。
地産地消は、環境貢献にも直結する。
地元の林業に“川上から関わっていく”。これが当社の理念です。
そして家具は作って終わりではなく、最終的には“看取るところまで”。
ヨーロッパのように家財として受け継がれる文化は、日本ではまだ弱いけれど、
そういう未来に近づけたいと思っています。
インテリックスが語るSDGs。リノベは“既存を活かす”からこそ、地産地消と結びつく
■俊成氏(インテリックス)
SDGsの観点で言うと、
“既存住宅の流通”は、建て替えるよりも、圧倒的に環境負荷が小さい。
環境配慮が重視されるこの時代だからこそ、今あるものを活かしていく。
リノベーションそのものの魅力が自然に伝わる時代になったと感じています。
リノベは空間を作っていける楽しさがあります。
そこに置く家具や生活用品で、暮らしの楽しみ方が変わる。
心の豊かさも含めて提供できる。
そこが仕事の面白さであり、やりがいです。
今回のコラボで、カンディハウスさんのような職人さんがきちっと作った日本の家具があり、
それが日本産で作れるなら、
お客様が「知らなかったけどこれいいよね」となる。
家具の認知が上がって、また広がっていく。
そのお手伝いができるのはありがたいです。
■滝川氏(インテリックス空間設計):
そして私たちが作る空間の付加価値、
ミリ単位で収まりを整え、機能性・快適性にこだわった空間設計。
そこにホームステージングによる空間演出が入る。
“空間の質”と“暮らしの想像”が合わさることではじめて、
住む人により具体的に生活を想像させるんだと思います。
サマンサが担う「ステージング(演出)」:雇用、経済、そして“記憶に残る家”をつくる
■大西(サマンサ):
ホームステージングの難しさで言えば、
一番は安全・安心に物を運ぶこと。物件は絶対に傷つけないのが当たり前。
僕がこの世界に入った時、最初に取り組むべきだと思ったのは物流でした。

写真:株式会社サマンサ・ホームステージング 代表取締役 大西 真史
養生も含め、普通の家具配送のレベルではだめ。
引っ越し現場に強い人たちと仕事する。
入居される前に物件に傷をつけたら、まったく話にならない。
緊張感のある仕事です。
ただ、時代でニーズも変わってきました。
昔は仲介中心で「売りやすい見せ方」が求められた。
今は“安ければいい”という声も出てきた…
しかし安く作ることに寄せると限界が早い。
プランの型を複数作って、大量に家具を仕入れることで、工数やコストを下げられも、
今度はどこも同じようなステージングになって、空間に特長がなくなる。
だから私たちが気をつけているのは「覚えられる家」にすることです。
例えば香り。
香りは脳に張り付く。
ホテルが独自の香りを作っているように、不動産でも“ブランドの香り”は作れる。
実際当社では香りの開発も行っています。
家具でも覚えてもらえる。
今回なら「消炭色の男前なダイニングテーブル」って、言葉ごと記憶に残る。
アートも同じ。
どこでも同じものを飾るのではなく、空間に合わせて選びます。
納得のいくアートがない時には、プランナーが自分で描いたりすることもあるんです(笑)。
過去には赤い表紙の本のような、少し“不自然な一点”を置いて、
記憶のフックにしたこともありました。
検討者は同じような条件の部屋をいくつも見る。
でも「思い出せた瞬間」に、候補から“選びたい部屋”へ変わる。
その背中を押すのが、ホームステージングの仕事だ。
共通テーマ:現代住宅の「家具が置けない」問題を変えていく
■滝川氏(インテリックス空間設計):
これまで多くの住まいに向き合ってきた中で思うのは、
家具が置きづらい間取りが意外と多いこと。
部屋数や帖数を優先すると、
暮らし方に合わせた空間設計が十分でないケースが生まれることもある。
僕らが中古(リノベ)で大切にしたいのは、
“住む人のことをもっと考える”こと。
家具の置き方や生活動線まで想像しながら設計し、
豊かな暮らしにつながる住まいを提案したい。
■染谷氏(カンディハウス):
日本のコンパクトな住居事情がある一方、
ハイエンドクラスからは存在感や重厚感が求められる、という二極化の中で、
家具のサイズ感はメーカーの我々にとっても重要なテーマになっています。
奥行き900のソファーは日本の住居事情で置くのは厳しい。
背中を薄くし、700〜800にしたい。且つリラックスできる座り心地が欲しい。
といったように、機能を含め様々な角度からのクオリティが担保された家具が求められています。

■大西(サマンサ):
搬入経路の問題も増えています。
エレベーターまでは入るんだけど、廊下を曲がれなかったり。
ベッドルームを表現するために、分割できるベッドや、エアベッドを入れてみたりしています。
ホームステージング上は、ベッドメイクすれば見栄えはそれなりに良くはなるのですが、
現実の暮らしの中で、住む人の理想の家具が入らないことがありますよね。
■滝川氏(インテリックス空間設計):
そうなんですよね。
なので、図面段階から家具を置いて、暮らしから間取りを作りたいなと。
今は仲介会社さんを経由した販売が多いですが、
お客様に直接販売し、
声をダイレクトに聞ける仕組みづくりにも取り組んでいます。
お客様と直接お話しすることで、
リノベーションや施工会社の違い、伝わりにくい断熱や換気などの価値も、
伝えられるんじゃないかなって。
環境負荷の低いリノベを「社会貢献」に変える挑戦:省エネ、断熱、空気
■滝川氏(インテリックス空間設計):
環境に対する取り組みは、日本は遅れていると感じています。
中古物件再生の中で環境負荷に取り組むことがビジネスにならないか、
ということで3年くらい前から始めました。
新築は省エネ基準が義務化され、2030年にはZEH基準へ。
一方で、中古は基準がほぼない。
国も決め方が難しい。
断熱効果を本気で上げようとすると壁を剥がして入れ替えなきゃいけない。
これではコストがかかりすぎるので、
壊さずに上から貼る工法などを開発して実装しています。
それから、「省エネ+快適さ」で価値を作りたい。
断熱だけでなく“空気”を変える。そこも開発しています。
ところで染谷さん、
北海道には、残念ながら花粉ってないんですよね?
■染谷氏(カンディハウス):
全くないわけではないんですけど、
スギ花粉が大量に飛散している本州ほどではないですかね。
■滝川氏(インテリックス空間設計):
実はね、僕らがやろうとしているのは、高性能熱交換換気システムです。
日本は24時間換気が義務付けられているから、部屋の空気を2時間に1回入れ替える。
冬の場合、冷たい空気を入れてまた温めて捨てる。これではエコじゃない。
全熱交換器を採用すると、室内の熱を利用し、冷たい外気を温めてから取り込むことができる。
さらに、室内空気循環の改善に取り組むトルネックス社と組んで、
電子フィルターで粉塵・花粉を99%カットして、いつもきれいな空気を取り入れる。
空気清浄機が循環濾過なら、我々は空気のかけ流し温泉。
常に新鮮な空気がきれいな状態で入ってきて、汚れた空気を丸ごと交換する。
■大西(サマンサ):
花粉症に効果ありとなると、刺さる人は多いですよね。
さらにあの冷たい風が入ってくる換気口を閉じられて、
温度も空気も整うなら、暮らしの実感としても強い。
10年後、住まいの価値はどう変わるか。

■染谷氏(カンディハウス):
住まいの価値は立地や広さだけで決まらない。
嗜好性や感受性で空間が決まる時代になると思います。
家具は、暮らしの道具ではあるんですが、
同時に、情緒的価値を高める存在でありたい。
家族がテーブルにつく姿に安心する——そういう価値を育てたいですね。
ただ、今日の皆さんのお話を伺って、
空間のすべてが、それを実現していくための条件になっていくんだろうなと。
循環型の空気、空間と一緒に、どんな社会情勢や地球環境になっても、
家族や大切な人との感受性や共感、そういったものを高めるために、
機能に加えて家具がある。
我々の作る家具が、その一助となれるような価値を生み出せたらいいのかなと。
■俊成氏(インテリックス):
住まいは、いつの時代も安心できる場所。
その変わらない“安心の価値”を今後も追求していきたいですね。
自分はもちろん、家族や友人や身近な人たちを大事にしていくところに、
よりフォーカスした時代になるんじゃないかなと。
そこに、機能性であったり、染谷さんもおっしゃるように、
情緒的な部分がより鮮明に大事になってくる時代になると思います。
当社ができることは、ものづくりとしてきちっとしたものを作っていく。
職人不足を見据えた、工法開発や人材育成など。
そしてメンテナンスしやすい住宅を作り、
職人を育て、長期視点で社会に貢献する。
空間設計という名の通り、これからも空間を作り続けたいと思っています。
■滝川氏(インテリックス空間設計):
時代によって企業側が提案してきた“住まいの正解”に、
リノベーションが出てきたことによって
「それだけじゃない選択肢」が出てきたと感じています。
いままでの当たり前が、お客様のニーズで多種多様に変わる。
職人不足や、これまで通りじゃ通用しなくなったもの、
それらに応えられる仕組みを、会社として作る。
それが僕らの課題ですね。
■大西(サマンサ):
中古住宅に家具を入れ、モデルルームのように暮らしをイメージできる空間をつくる。
そんな文化が、ようやく社会の中で広がり始めていると感じています。
これからの10年は「住み継ぐ」をテーマに、
ホームステージングという仕事自体をさらに広げていくことが大きな課題です。
これまでの住宅は「こうあるべき」という価値観が強かったですが、
SNSなどの影響で、人それぞれの“いい暮らし”が多様化してきている。
だからこそホームステージャーは、多様な価値観に寄り添い、
「この家でどんな暮らしができるのか」を具体的に描く役割を担っていきたい。
住まいを次の人へとつなぐ、あるいは住み続ける“住み継ぐ社会”の中で、
ホームステージングの価値をさらに高めていくことが、
サマンサのこれからの10年だと考えています。
エピローグ|北海道の素材と技術が重なったとき
今回の地産地消プロジェクトで見えてきたのは、北海道の素材とものづくり、
そして暮らしの提案が、ひとつの住まいの中で重なり合う可能性でした。
カンディハウスは、北海道産材の可能性を、ニレ材の“消炭色”といった形で拡張しながら、
森の循環まで見据えた家具づくりを進めている。
インテリックスは、環境負荷の低いリノベーションを軸に、
ミリ単位の設計と住まいの快適性を磨き続ける。
サマンサは、空間の魅力を「見える化」し、
住まう人のワクワクを引き出すホームステージングで、最後の一押しをつくる。
それぞれの強みが重なると、単に“いい部屋”ができるだけではない。
住まいの選び方そのものを少し前に進められる。
そんな可能性が共有された時間でした。
地産地消ホームステージングについて

地産地消ホームステージングとは、不動産物件のモデルルームや販売物件において、物件の所在地域で生産された家具を活用してインテリアをコーディネートする取り組みです。
地産地消の視点を取り入れることで、購入検討者へ地域の魅力、特色をより身近に感じられる住空間を提供するとともに、地元家具メーカーの支援や輸送コスト削減による環境負荷低減など、地域経済活性化と持続可能な社会づくり(SDGs)にも貢献します。
https://samantha-hs.com/useful/6218/
